マンガで学ぼう!

IT業界のステップアップ、スキルアップ、知っておきたい事などを
わかりやすく噛み砕いて説明されたマンガです。

IT初心者マンガ

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第8回  業界のしくみ

先生:「右の図をみてくれるか。これは、案件の流れを示した図じゃよ!」

新くん:「どれどれ?会社の図ですか?ユーザーと、システムインテグレータ?ソフトハウス?」

新くん:「見ても全然わからないですが…。案件って何のことですか?」

先生:「案件とは、前回の『プロジェクトの流れ』でユーザーの要望が発生しただろ?それを叶えるために『システム導入』が決まったよね。この図が案件の流れを表している。少し詳しく見てみよう!少し詳しく見てみよう!」

案件の流れは、ユーザーから発生。システムインテグレータに依頼。さらに人数が足りないためソフトハウスに依頼する。

ユーザー:「困ったなぁ。会社でシステム導入が決まったものの、どの会社に依頼しよう。」

A社:「予算は、○○円で目標を達成するために○○機能に▲▲機能ををプラスし、□□問題点は□□機能で改善できますよ!」

B社:「目標を達成するために○○機能に▲▲機能ををプラスし、□□問題点を解決する□□機能をプラスします。予算は○○円でどうでしょう?」

C社:「予算は、○○円で○○するために○○機能と、□□問題点は□□機能で改善できますが、プラスα円でいかがですか?」

D社:「○○するために○○機能と、□□問題点を解決する□□機能をプラスし、予算は○○円でどうでしょう?」

ユーザー:「A社とC社なら、要望のシステム+αそれに予算内で収めてくれそうだな…」

ユーザー:「要望を叶えるためにA社とC社の両社にお願いします。弊社のシステム導入にご協力お願いします。」

A社:「一緒に協力して目標達成しましょう!」

C社:「頑張りましょう!よろしくお願いします。」

ユーザー:「このように、ユーザーはシステムの導入が決まるとシステムを作ってくれるシステムインテグレータの会社を探す。システムインテグレータとは、システムの 開発において、コンサルティングから設計、開発、運用・保守・管理までを行う企業のことじゃよ!そして、システムインテグレータの会社は、案件獲得のために、ユーザーの要望+α の提案をする。ユーザーは、その提案などにより、依頼するシステムインテグレータの会社を選んぶんだ!1社が全て請け負う場合もあれば、例のように2社(複数社)で分けて請け負う 場合もあるのだよ!」

A社:「これだけのシステムを作るには、○○人は必要ですよね?弊社と御社の人数では足りないですね!」

C社:「確かに足りないですね。困ったなぁ。。。う〜ん…。」

C社:「そうだ!ソフトハウス会社のみんなにお願いしてみよう!」

A社:「そうしましょう!では、さっそくユーザーさんに相談してみましょう!」

A・C社:「ユーザーさん、このシステムを作るには人数が足りません。ソフトハウスの会社に助っ人をお願いしたいのですが…。」

ユーザー:「人数足りないですか。では、ソフトハウスの会社にさっそく依頼のメールをしてみましょう!」

ユーザー:1・2・3・4社に向けてメール送信!

1・2・3・4社:「僕たちに手伝わせてください。」

1・2・3・4・A・C社:「みんなで協力しあって一緒にプロジェクトを成功させましょう!」

先生:「このように、システムインテグレータの会社は、依頼されたシステム作りに必要な人材を集めようとユーザーに提案するのだ。そんなときに、知り合いのソフトハウスの会社に協力をお願いする。ここでいうソフトハウスとは、システムを開発する小規模な企業のことを示す。こうして、みんなで協力しシステムを完成させて、試験を行った後にユーザーのもとにシステムを届けるんだよ!…と、ここまでが1つの『案件の流れ』なのじゃ!」

先生:「『IT業界のしくみ』、わかったかな?」

新くん:「なるほど!わかりました!ユーザーの要望から案件が初まり、システムインテグレーターソフトハウスへと案件が流れ、最後にユーザーへ…と。会社同士の協力でプロジェクトは成り立っているんですね☆」