IT業界のステップアップ、スキルアップ、知っておきたい事などを
わかりやすく噛み砕いて説明されたマンガです。
先生:「SEになりたいと言っても、そう簡単になれるものじゃないんだ!今はPGの経験を重ね、日々学習することは大切だよ!SEになってからも初級〜中級〜上級というようにステップアップしていく必要がある!だから、SEになっても学習することは大切なんだぞ。さらに、中級・上級にステップアップするためには、第2回目で説明したマネージメント能力と業務知識が必要となってくるんだよ!」
仁くん:「マネージメント能力と業務知識?一体どういうことですか?」
先生:「マネージメントとは、プロジェクトを期限内に成功するために、必要な予算・人材の管理、進捗・スケジュール管理など、プロジェクト全体を把握し管理することをいう。」
先生:「マネージメント能力を身につけるためには、先輩SEの下で十分経験し、SEとして良い点を学び、自分自身の管理からはじめ、メンバーに目を配ることを意識するように心かけるとマネージメント能力もついてくるよ。自分の作業だけでなく、メンバーのスケジュール管理、作業の進捗を把握できる事は絶対求められることだからね。」
仁くん:「マネージメントをするにはそれぞれのメンバーへの気配りが大切ですね!」
仁くん:「では、業務知識とは?」
先生:「業務知識とは、ユーザーの仕事の業務の知識のこと。ユーザー以上に業務知識を持っていると、ユーザーの要求をただ叶えるだけではなく、要求していることを理解し、さらにユーザーが気がつかないような改善点がもしあれば提案ができる。だから、プログラムだけではなく、自分の担当する分野の業務知識をしっかり身につけることが求められるんだ。」
先生:「業務知識を身につけるには、1つの業務を完璧に身につけることは、とても難しいことだから、沢山の分野の業務に携わるのではなく、同じ分野で8〜10年仕事をやり込むことが必要だね!さらに、ユーザーとの折衝の場を何度も経験し、システムを利用するひとの立場に立って、どんな機能が必要なのかなど考え、この必要性から勉強するようになり、興味も生まれる、そこからはじめて勉強の意識が高まり、業務知識の習得ができるようになってくるだろう!」
仁くん:「なるほど!業務知識は、同じ分野を長期に渡り担当することで身についていくけど、ユーザー以上の知識を持つためにも勉強が大切なのですね!」
先生:そうそう!PGもSEになってからも勉強することは大切なことなんだ!」
先生:「このマネージメント能力や業務知識を両方とも身についているとSEをやっていく上でとっても役立つことが多いと思う。でも、みんな得意不得意があるだろうから、どちらか得意なほうだけでも身につけられると今後充分役立つだろう!」
仁くん:「よ〜し!頑張って、マネージメント能力も業務知識も身につけて上級SEになってみせる!」