IT業界のステップアップ、スキルアップ、知っておきたい事などを
わかりやすく噛み砕いて説明されたマンガです。
新くん・仁くん:「今日は、『求めるSE』をテーマに、システム開発の依頼するユーザーにインタビューしてみようと思います。」
仁くん:「すみませ〜ん!今日は、ユーザーから『求めるSE』についてお聞きしたいのですが、よろしいですか?」
ユーザー:「良いとも。ひとまず、座って話そう。」
仁くん:「では、システム開発を依頼するときに、SEに求めることを教えてください。」
ユーザー:「僕らユーザーの要求を実現するのは、SEにかかってるからね。求めることと言えば、やっぱりコミュニケーション能力だな。」
ユーザー:「具体的には、『聞く力』『表現力』『人間力』というコミュニケーション能力をもつSEにシステム開発をお願いしたいな。」
新くん・仁くん:「『聞く力』『表現力』『人間力』というコミュニケーション能力???」
ユーザー:「1つ目の『聞く力』じゃが、聞く力とは、我々ユーザーから要件をヒアリングし、現状の問題点や重要な箇所を正確に引き出す力のことじゃ。」
ユーザー:「2つ目の『表現力』とは、我々の要件を理解し、より使い易くより最適なシステム構築を提案する力、また技術的な知識のない我々に対しても、開発するシステムの仕様をきちんと説明する力のこと。この『聞く力』『表現力』があると折衝も効率よく進むだろう。」
ユーザー:「なるほど!確かにお互いが理解し、納得の行く折衝をするために『聞く力』も『表現力』も大切ですね。」
ユーザー:「3つ目の『人間力』とは、上司や同僚、外注会社等、仕事を進める上で関わる人と意思の疎通を図れ、周りから信頼されること。人間力のある人には安心して依頼できるね。」
ユーザー:「君たちもコミュニケーション能力を持ったSEになるんじゃぞ!もちろん、システム全体を見据えた設計する技術力を磨くことも必要じゃがね!」
仁くん:「勉強になりました。僕たちもコミュニケーション能力と技術力がUPできるように頑張ります。」
新くん:「今日はありがとうございました!」
仁くん:「では、今度は『求めるSE』をテーマに、僕たち後輩PGから求めるSEであり、尊敬するSEについてお話します。」
仁くん:「僕は、僕たちPGの意見を聞いたり、プログラミングで悩んだときには解決方法を提案したり、また普段から話しかけるように心掛けてくれると、僕たちPGも働きやすい環境になると思うんです。つまり、PGから求めるSE像は、ユーザーと同じくコミュニケーション能力がある人だと思います。」
新くん:「僕は、設計書を元にプログラミングを行うにあたり、僕らに簡潔分かり易い設計書を作成してほしいです。また、トラブルが発生したときはPGだけ責任ではなく、トラブルの対処を一緒に行ってくれるSEなら、信頼でき安心して仕事ができると思います。つまり、信頼できるSEの下で働きたいです。」
仁くん:「先生!先生が言っていたように、IT業界って、コミュニケーション能力がすごく求められているんですね!」
先生:「そうそう。わかったようだね!どの業界でも信頼感を築くためにもコミュニケーション能力は大事なことだよね!」
先生:「経験者用コミックはこれで最後のページになります。SEがプロジェクトの中でどんな役割を果たす人かわかったでしょうか?でも、プロジェクトによって役割は様々になります。その場相応で対応してくださいね!では、またいつかお会いしましょう。」
新くん・仁くん:「またねぇ♪」