マンガで学ぼう!

IT業界のステップアップ、スキルアップ、知っておきたい事などを
わかりやすく噛み砕いて説明されたマンガです。

IT図鑑

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第3回  ウェブサイト(ホームページ)の仕組み

先生:「今回は、どのような仕組みでウェブサイト(ホームページ)が閲覧できるのか学ぼう。面白そうじゃないか?」

新くん:「インターネットの仕組みとは違うんですか?面白そうですね〜!」

先生:「と、その前に、Webブラウザって何だったか覚えているかい?」

新くん:「たしか・・・ウェブサイトを閲覧するときに使われている、専用のソフトのこと?」

先生:「正解!ウェブサイトを閲覧するためには、ウェブブラウザを用いるんだったね。」

先生:「ウェブブラウザでは、閲覧したいウェブサイトのURLを入力するね。URLというのは、ウェブサイトを表すアドレスのことで、 たとえば…、有名なポータルサイトのyahooのURLは、『http://www.yahoo.co.jp』である。」

新くん:「うんうん。僕、知ってます!」

先生:「このようにアドレスを入力するとウェブブラウザソフトが、通信したいコンピュータのIPアドレスとポート番号を用いて、ウェブサイトがウェブブラウザ上に表示してくれる。」

先生:「では、新くん。IPアドレスとポート番号は何か覚えているかな?」

新くん:「IPアドレスは、コンピュータの住所のようなもので、ポート番号は宛名のようなものだった気がする。コンピュータの通信には、この2つを必要なんですよね!」

先生:「そうだね。コンピュータ同士の通信は、IPアドレスとポート番号を用い、通信するためのプロトコル(決まりごと)を用いて行うものだ。しかし、なぜ、『http://www.yahoo.co.jp』というURLを入力すると、ウェブサイトを閲覧できるのかな?」

新くん:「・・・・・?????」

先生:「じつは、このURLには意味がある。"http"というのは、プロトコルを表している。この"HTTP"というプロトコルは、『80』番のポート番号を用いるんだ。では、URLの中でhttpのあとについている"www.yahoo.co.jp"の部分、この部分は何と呼ばれる部分か聞いたことあるかな?」

新くん:「・・・・・?????全然聞いたことないですよ。」

先生:「"www.yahoo.co.jp" のうち、"www"をホスト名と言い、"yahoo.co.jp"をドメイン名と言う。ホスト名+ドメイン名つまり"www.yahoo.co.jp"をFQDNと呼ばれているんだよ。」

新くん:「FQDN?難しいですね。。。」

先生:「そうだね!"FQDN"は、"Fully Qualified Domain Name"の略で完全修飾ドメイン名という意味なんじゃ。」

新くん:「だから、ホスト名とドメイン名を合わせたものをFQDNと呼ぶんですね!」

先生:「あれ〜?通信する上で必要なものが2つあったはずだよね。」

先生:「URLの中で、1つはプロトコル(決まりごと)であるhttpがポート番号を用いる。では、あともう1つ。何が足りないかな?」

新くん:「はい!!IPアドレスです!」

先生:「そう。実は、"www.yahoo.co.jp"という部分(FQDN)をIPアドレスに変換するための仕組みが存在する。この仕組みのことをDNSと呼んでいるんだ。」

新くん:「DNS???」

先生:「このDNSは、またの機会に説明することにしよう。」

先生:「実は、この"www.yahoo.co.jp (FQDN)"をIPアドレスに変換しないで、yahooのウェブサイトを公開しているコンピュータのIPアドレスをURLに入力しても同じウェブサイトを閲覧することができる。」

先生:「ただ、普通の人には、このような数字の羅列は覚えにくいため、IPアドレスとドメインを変換するDNSという仕組みが誕生したのだよ。」

新くん:「確かに覚えづらい〜!だから、IPアドレスとドメインを変換するDNSがあれば便利ですね。」

先生:「さて、ウェブサイトの仕組みはわかったかな?次回は、『サーバーとクライアント』を説明しよう!」

新くん:「はい!次回も楽しみに待ってま〜す!」

おまけ

余談ですが、ドメイン名の中によくある"CO.JP"、コレには意味があります。"CO.JP"は、「株式会社、有限会社など日本において登記を行っている組織」のことを表すんだよ!他にもドメインの種類は、いっぱいあるから調べてみてくださいね!