IT業界のステップアップ、スキルアップ、知っておきたい事などを
わかりやすく噛み砕いて説明されたマンガです。
新くん:「先生!僕、未経験者歓迎の会社に就職できました。明日から、新人プログラマになります。」
先生:「おう!新君かぁ!就職おめでとう☆随分早かったなぁ!」
新くん:「勉強しようと思うのですが、何から手をつけて良いのかわかりません。どうしたら、良いですかぁ?」
先生:「そうだなぁ。いきなり、プログラムの本を読むのは難しいだろ?順序を追って、徐々に学ぶほうがわかりやすいぞ。まずは基礎である『プログラムの作り方の基本』を理解することは 大切じゃよ。」
新くん:「プログラムの作り方の基本?????」
先生:「つまり、『こういった状況のときにこの処理をする』といったコンピューターに指示するときの手順のことで、この手順を理解しているととっても役に立つんだよ。」
新くん:「コンピューターに指示するときの手順??」
先生:「このプログラミングの手順の基礎となるのがアルゴリズムと言われるんだ。今は難しくても、このアルゴリズムさえわかるようになれば、どんどんプログラミング に応用できるようになるぞ!」
新くん:「アルゴリズム…?なんですか。そのリズム?」
先生:「アルゴリズムとは、さっきも言ったが『コンピューターに指示するときの手順』のことじゃ。この手順をわかりやすく図に示したものが、フローチャートと言う。その手順通りにプログラミングすると誰でも同じ結果が得られるものになるのじゃ。」
新くん:「ふむぅ…。どうもイメージできないなぁ。。。」
先生:「まぁ。とにかく、このフローチャートを見てくれないか。良いヒントになるかもしれんぞ!」
先生:「おっ!これは買い物の手順ですね!つまり、フローチャートは1つの仕事の流れを表したもの!!?」
先生:「おぉ。良い所に気が付いたね!アルゴリズムは、1つの仕事の流れだね。これを見れば、誰でも買い物ができるだろ?」
先生:「以前、プログラミング言語にはいくつかの種類があるんだと言ったね。プログラミング言語によって開発するシステムは違うが、共通して言えるのはアルゴリズムの理解していることが必ず必要であるということ。アルゴリズムは、ミスや欠陥がないプログラムを作るため、 また再利用性の高いプログラムを作るため、さらにコンピュータの思考を理解するために必要な知識なんだ。」
新くん:「でも、何のためにアルゴリズムからフローチャートを作るのですか??」
先生:「その1。図で示されているので、文章よりもわかりやすくプログラムを組みやすい」
先生:「その2。1つのプログラムを数人で分担するときに、手分けをしやすい」
先生:「その3。完成後に見てもプログラムの流れを正確に把握でき、第3者にも伝えることが可能となる」
先生:「その4。同じような処理は、再利用できる」
先生:「こんなに利点があるんだ。プログラミング言語を学ぶ前にぜひアルゴリズムをきわめると良いぞ☆」